なべさんの真空管オーディオ

自作真空管アンプを中心としたオーディオのブログ

音展(OTOTEN2022)雑感

久しぶりの音展、オーディオフェアの頃から見ていたが国際フォーラムでの開催を見るのは初めてだ。

2時間ほど見学したけど、スピーカーで印象に残ったのは以下の2社。

・ファルコン 無指向性ユニットを頭に乗せたスピーカー

・花田スピーカー ボイスコイルが平面になっている

JBLとB&Wは、ちょっと遠くから聞いてみただけも、いつもの音と分かる。テクニクスはレコードプレーヤーが主力であったけど、LPの再興がいつまで続くか不透明だし、また廃れた時に会社はどのような方向を向くのであろうか。ソニーのブースは、個人的にはオーディオ屋とは言えないような商品を並べていて、かつての勢いはどこへ行ったのだろうか、と首をかしげてしまう。

メルコシンクレッツのブースでネットワーク上でのDELAの操作で困っていることを話したら、係の方がアドバイスをしてくれて助かった。帰宅してから早速、教わった通りにデータファイルの整理を行った。

そして帰りがけ、ステレオサウンドの販売コーナーで、「アンセルメペトルーシカ SSHRS-005~006」を購入。昔、長岡鉄男氏の「レコード漫談」で取り上げた録音と記憶している。”音のシャワー”と表現していたけれど、『謝肉祭の市』のところではまさにその通り、上から打楽器の音の粒子が降ってくるみたい。歪っぽさなんて、この際関係ない。そんな些細な事、と言ってしまうほどに思いっきりの良い録音。管楽器は線が細く突き刺さる様な音でも気にはならない。それに他のアンセルメの演奏では、スイスロマンドは、あんまり上手くない?なんて思うこともあったが、この演奏に関しては特にそう感じる所が無い。