なべさんの真空管オーディオ

自作真空管アンプを中心としたオーディオのブログ

ラックスキットA3550

秋葉原の(今は無くなってしまった)木村無線で90年頃に購入したラックスキットA3550。

ラックスキット A3550

シールド線の配線などいくつか勉強にはなったが、他の自作アンプに比べるとイマイチだったのであまり使わずにいた。引っ越しで新居が見つかるまでの間の1年程、全てのアンプが貸し倉庫行きだったとき、近くに住んでいたプロの音楽家でオーディオマニアの方に暫くお貸ししたことがある。頻繁に使っていたら、ご本人曰く「(音が)大分ほぐれてきたよ」ということであった。引っ越ししてからもさほど使用していなかったので今日は繋ぎ変えてつかってみた。始めは少々ギスギス感もあったが慣れたせいか良く分からないけれど、まあまあの感じである。

ラックの上に置いた状態

因みに回路は6550Aプッシュプルでウィリアムソン型。プリント基板によるものであり、このような3段増幅の回路でさらに、ドライバー段のヒーター直流点火までやってしまうと、とてもごちゃごちゃしてしまいラグ配線ではこんなに小さなシャーシーには纏められないだろう。また、NF(負饋還)の有無とモノラルとの切り替えがスイッチで可能となっている。さらに出力段は三結とビーム接続が変更可能。私は何度か比較の結果、三結でNF有りに帰結した。なお今もヤフオクでは頻繁に見かけ、人気も程々にあるようだ。