なべさんの真空管オーディオ

自作真空管アンプを中心としたオーディオのブログ

プラナー揃い踏み

今日は銀座松屋で「世界の中古カメラ市」を見てきたのに因んで、アンプとは関係ないレンズの話。今年の初め、ヤフオクヤシカコンタックスヤシコン)のプラナー50mm/F1.7を入手した。オリジナルのメタルフードが付いていたのでお得だと思った。レンズよりも付属品の方が入手しづらいものだし、50mm/F1.4はよく見かけるけれど、案外F1.7の方が中古市場に出回らないようである。これでヤシコンプラナーはF1.2の記念特別モデルとベローズ用レンズを除き、レギュラーのプラナーは全部集まった。以下、独断と偏見によるレンズの評価(銘柄は全てプラナーなので名前は省略、★評価は5が満点)。

手前左から50/1.7、50/1.4、85/1.4、60/2.8マクロ、100/2、135/2、100/2.8マクロ

・50mm/F1.4

実用的解像度、発色、トーン再現性、どれをとっても優秀。ソニーに取り付けて撮影してみると、近距離でも収差は補正されており、見事な再現性である。

ブランド力・希少性:★★

描写性:★★★★★

個性的・クセ玉:★★

お勧め:★★★★★

・50mm/F1.7

一部にプラを使いコストダウンを図ったせいか、廉価版=イマイチと思われるがF1.4と同じ6群7枚と手抜きなし。半絞り暗い分、F1.4より優等生。

ブランド力・希少性:★★

描写性:★★★★★

個性的・クセ玉:★★

お勧め:★★★★★

・60mm/F2.8 マクロ

うちにあるのは日本製。当初は西ドイツ製でS-Planar(Sはspecial purposeの略らしい)となっていた。等倍マクロで、シャープで質感の再現に優れる。少し長い焦点距離なのも標準マクロとして使いやすい。

ブランド力・希少性:★★★★

描写性:★★★★★

個性的・クセ玉:★★

お勧め:★★★★

・85mm/F1.4

説明不要、ヤシコンを代表する人気レンズ。しかし、無限で設計されているらしく開放付近でボートレート距離の撮影ではボヤボヤした描写、コントラストも低下する。ピンの山も掴みづらい。中古市場にいっぱい出回っていることから、上手く使いこなせずに売却しちゃった人も多いのだろう。モデル撮影には1~1.5段絞るのをお勧めする。モデルが身に着けたアクセサリーのハイライトに纏わりつくトロンとした滲みが何とも言えない。

ブランド力・希少性:★★

描写性:★★★★

個性的・クセ玉:★★★★★

お勧め:★★★

・100mm/F2

後発のレンズとみえて、とてもシャープな描写である。100mm位が最も明るくて解像力の高いレンズが設計しやすいのではないかと思う。逆に優等生過ぎてオールドレンズらしさを求める人には向かない。パープルフリンチを気にしなければ現行デジカメレンズに比して遜色なし。途中で発売中止になったこともあり中古市場では、あまり見かけない。

ブランド力・希少性:★★★★★

描写性:★★★★★

個性的・クセ玉:★

お勧め:★★★★★

・100mm/F2.8 マクロ

これも等倍マクロであり、後発の設計のせいか100mm/F2と同じく、しっかりして曖昧さの無い優れた描写であるが、なぜか中古市場で安く多く出回っている。ポートレートやヌード撮影会で随分使用したが、カリカリのマクロではなくプラナーらしい滑らかで美しい描写である。

ブランド力・希少性:★★

描写性:★★★★

個性的・クセ玉:★★

お勧め:★★★

・135mm/F2

ヤシコンの発売当初からあるレンズで、85mm/F1.4と同じ傾向の描写である。でも焦点距離が長いのでピンとの山は掴みやすいし、少し絞れば十分な描写となる。ボケが大きい分だけピンとの合焦点が引き立ってキレが良く感じられる。注意点は、レンズか厚いせいか逆光になるとゴーストが発生してコントラストが低下してしまう。あまりに高価だったせいか、途中で発売中止になり、その後は記念モデルとして限定販売された。ツァイスとしては力の入る自慢の1本であったのだと思う。

ブランド力・希少性:★★★★★

描写性:★★★★

個性的・クセ玉:★★★★

お勧め:★★★★★