なべさんの真空管オーディオ

自作真空管アンプを中心としたオーディオのブログ

仮想アースを試してみた

私のところで使っているタンノイはアース端子が付いている。一応テスターで調べてみるとアンプに繋がるプラスマイナス端子とは導通は無い。推測だがユニットのフレーム等、回路とは違う所をアースしているのだと考えられる。普段、オーディオルーム専用のアースに繋いでいるが、今日は仮想アースとして3~4mのスピーカーコードを繋いで試聴してみた。平行コードなのでスピーカーと反対側を繋いで2倍の長さにしている。

スピーカーとラックとの間に仮想アースのコードを丸めて置く

丸めた状態 たったこれだけ

タンノイのアース端子(一番下)



様々なアクセサリーメーカーが仮想アースを販売しているけれど、もっと安価にできないものかと試してみた。無線をやられている方はよくご存じと思うが、地面と床に這わせた銅線との間のキャパシティーを通じて高周波に対するアースを取る方法だ。オーディオ帯域で効果があるものか、と電気技術者は思うだろうが理屈どおりにいかないのがオーディオのオカルトで闇の部分だ。

感想は、

①アース無し

比べてみなければ、これでも良いようであるけれど下記のようにアースに繋いだ音を聴いてしまうと、緩めの音で広がりも少なく物足りない。

②普段のアース

コンセントのアース端子は最短距離で、かつ単独で地面へ接地してある。アースに繋ぐと広がり感が違うし静寂感、透明感も少し優れる。但しアンプやスピーカーコードなどの選定にも気を付けないと高域のバランスを欠くこともある。

③仮想アース

普段のアースとさほど変わらないように思う。全く同じとは言わないが大きな違いを述べることが出来ない。

写真のようにスピーカーコードを丸めるのを基本としたけれど、真っすぐに伸ばしても大差ない。でもアンテナのようになるのは良くないので丸めた方が良さそうだ。