なべさんの真空管オーディオ

自作真空管アンプを中心としたオーディオのブログ

PX25 カップリングコンデンサの比較

これまで製作時に何となく他の部品と一緒に購入していたカップリングコンデンサ、アキバに買い物に行くときには下調べしてから一応購入するモノを決めておくが、お店で見かけて衝動買いすることも多かった。毎回半田付けして仕上げてしまうので、後から交換したり、比較してみたことは無いが、今回のPX25では千石電商で偶然目に付いたブレッドボード用なのか?ジャンプワイヤーというパーツをソケットとして使い、コンデンサを差換えて比較してみることにした。と言ってもあまり太いリード線は入りそうもないので、今回の製作用にあらかじめ買っておいたASC(アメリカン指月の事らしい)と30年前に作ったアンプから取り外した西ドイツEROとを使用した。EROは20~30年前に生産中止となったものであり、暫くは在庫限りとしてアキバに出回っていた。しかし最近はもうアキバ界隈で新品は見かけなくなった。どうしても欲しければヤフオクだろうか。

EROコンデンサとジャンプワイヤー(リード線はこの後ビニルテープで養生する)

試聴はさっと切り替えるわけにもいかないので、先週聴いたASCの音と今日のEROを比較することになった。音の記憶とコンディション次第でもあるので、いい加減であるが印象は、

・ASC 大人しめで、かつ帯域に凹凸がある。本機との相性は良くないようだ。

・ERO ポップス系、粋のよいジャズに合いそう。メリハリが有りすぎの感だが、これくらいでも良いか。

と、いう事で、本機はEROを繋ぐことにした。なお、このコンデンサはラインの回路に使用していたので高圧を掛けていないため少々古いが問題ないと考えられる。そして、他の仮止めしていた部品をきちんと半田付けし直して結束バンドで線を纏め、裏蓋も閉めて本日PX25アンプは完成に至った。